105 Views

オンラインカジノの紹介記事を見ている中で、あまり詳しくない方の場合「ライセンス」というのに不思議に思った方はいらっしゃいませんか?
日本では公営競技以外の賭博は違法であり、カジノもアミューズメントとしてのゲームでなければ、日本では運営ができません。

ではオンラインカジノは?と聞かれるとこれは日本での運営ではなく、あくまでも海外のサーバー、海外のカジノをネットから遊んでいるという形態の為、
完全に違法という扱いは受けていません。

しかし、海外でもオンラインカジノは政府あるいは政府公認の発行機関からの認可、ライセンスが取得されていないと、違法カジノとして摘発される可能性があります。
自分がお金を預けて遊んでいるカジノが、ある日摘発によって突然連絡が取れなくなって、まだ遊んでいなかったお金がなくなってしまうだけでなく、自分自身すら違法カジノで遊んでいたとして摘発される可能性がありますので、ライセンスの確認は行って下さい。

オンラインカジノのゲーミングライセンスとはどういうものだろう

ではそもそもその発行機関が運営している”ライセンス”とはどういうものになるかといいますと、一定の審査基準をクリアしてオンラインカジノ運営会社に対する”運営ライセンス”になります。

オンラインカジノでは、「運営会社」「カジノゲームのソフトウェア会社」「金融機関やカード等の決済会社」そして「監査・ライセンス発行機関」の4つの機構が関わり合っています。

運営ライセンスを政府が発行すると、その政府に認可されているライセンス発行機関から決まった機関ごとに運営状況がチェックされ、運営会社が不正を働いていないかが見られます。

また、運営会社がゲームのソフトウェアを契約する際にも、ソフトウェア会社により審査が入ります。

オンカジの審査はどういうものがあるの?

オンラインカジノの運営ライセンスを取得するには、各ライセンス発行の会社から依頼される書類を提出する必要があります。
何を提出するかは各発行会社によって異なりますが、大まかには以下になります。

・運営資金
・運営者の経営(運営)能力
・ギャング等犯罪組織と関わりがないか(マネーロンダリングの温床にならないか)
・信頼性の高いソフトウェアの提供
・法律を守るための仕組み(会社規定・カジノ運営規定等)が確立されているか

運営資金があるかどうかは、事前にわたす前受金などが高額であること判断されることもあります。
厳しい会社ではこれ以外に支払いが滞りなく支払われているかの証明書や、決算書に類似する書類が必要になる会社もあります。

信頼性の高いライセンスはどこの発行になるのだろう

それでは、各ライセンス発行会社についてと、ライセンスを登録しているオンラインカジノをどうやって確認できるかを解説していきます。

UK(イギリス)

Gambling Commission
Gambling Commission
トップページ
http://www.gamblingcommission.gov.uk/Home.aspx
ライセンス検索用ページ(現在はベータ版のみ)
https://beta.gamblingcommission.gov.uk/

こちらのドメイン「.gov.uk」はトップレベルドメインの一つであるり、属性は中央政府と地方政府にあたる。

政府が直接発行していることもあり、取得はかなり厳しいと言われています。
Gambling Commissionではライセンス検索用ページがあり、そこから会社名あるいは登録番号から検索することができます。また、登録簿のDLも可能になっています。

ジブラルタル

HM Goverenment of Gibiraltar
HM Goverenment of Gibiraltar
https://www.gibraltar.gov.gi/finance-gaming-and-regulations/remote-gambling
イギリス領ジブラルタルにあるライセンス機関。

こちらもトップレベルドメインの属性は中央政府と地方政府にあたります。
公式ページ内の下部に取得事業者の一覧が表示されており、オンカジサイトは検索でライセンス登録が確認できます

マルタ

MALTA GAMING AUTHORITY
MALTA GAMING AUTHORITY
h ttps://www.mga.org.mt/
登録検索は↓
h ttps://www.mga.org.mt/mgalicenseeregister/

マルタのドメイン「.org.mt」は非営利組織を表しています。
マルタライセンスは略してMGAライセンスと言われていますが、世界のゲーミングライセンスの中でも最も取得が難しいと言われています。
また、電子決済や暗号資産などの最近の支払方法に関しても厳しいこともあり、近年ではキュラソーのライセンス機関に登録を変更しているオンラインカジノも出てきています。

登録の検索方法は登録時のドメイン・事業者名どちらでも検索することができます。

マン島

GAMBLING SUPERVISION COMMISSION(賭博監督委員会)

https://www.gov.im/
登録検索は↓
https://www.gov.im/categories/business-and-industries/gambling-and-e-gaming/licence-holders/
(ページ内検索で登録が確認できます)

1962年設立。透明性の高さで有名であり、年次報告書も発行しています。
マネーロンダリングの防止に重点を置いており、顧客確認(KYC)チェックを行っているかもライセンス承認の要素の一つとなっています。

ライセンス登録は公式サイトで行うことができ、またライセンス保持サイトも委員会のアイコンを表示する必要があります。

アンティグア

Antigua & Barbuda
Antigua & Barbuda
http://www.antiguagaming.gov.ag/
ライセンスページ
http://www.antiguagaming.gov.ag/licensees.asp
アンティグア・バーブーダ国内の政府機関のトップレベルドメインを使用。
政府機関が利用していると言っても「.ag」自体は国外の企業でも利用が可能だが、
「gov.ag」はアンティグア・バーブーダ国内に実体のない場合登録ができない。
1994年に世界初のオンカジ運営ライセンスを発行したのがこちらです。

オルダニー島

Alderney
Alderney
ttps://www.gamblingcontrol.org/
ライセインスページ
ttps://www.gamblingcontrol.org/licensees/egambling-licensees/
オルダニー ギャンブル管理委員会によって発行される非政治的組織。
オルダニー州に代わって eGamblingの管理・規制を行っています。

ソフトウェア・プロバイダー向けライセンスの発行も行っており、一つはソフトウェア、一つは運営に関するライセンスを発行できる
・ B2C (Business to Consumer) 用で、オペレーターはプレイヤーにゲーム機を提供し、リアルマネーの賭けを受け入れることができる
・ B2B (Business to Business) 向けであり、ソフトウェア開発者やその他のギャンブルに焦点を当てたビジネスが、eGambling 業界の他の人々にサービスを提供することを可能にする

フィリピン

フィリピンには以前、「ファーストカガヤン」というライセインス発行機関が存在していました。
しかし、そちらは社会情勢によりライセンスの発行処理等ができない状態になったため、2019年10月19日には提供を終了しています。

アミューズメント アンド ゲーミング コーポレーション (PAGCOR(パグコー))
PAGCOR
https://www.pagcor.ph/index.php
ライセンスページ
https://pagcor.ph/regulatory/pdf/offshore/List-of-Approved-Philippine-Offshore-Gaming-Operators.pdf

PAGCORは1977年の設立。多くの個人所有の事業を規制および監督していましたが、2007年にはオンラインゲームに関するライセンスの発行する権利が与えられています。

ライセンスページには現在までPAGCORで登録されてる運営会社が一覧で表示されています。
サイト名ではなく事業者名となるので、登録を確認する場合はサイトのフッターあるいは事業者ページを確認して下さい。

KAHNAWAKE(カナワケ/カナワキ)

Kahnawake Gaming Commission
KAHNAWAKE
http://www.gamingcommission.ca/
ライセンスページ(事業別とURL別にページあり)
http://www.gamingcommission.ca/permitholders.htm

1996年の設立。初期はオンラインではなく、オフラインベースのギャンブル規制を行っていましたが、オンカジの人気が高まるにつれて規制と審査の活動を拡大しました。
ライセンスの確認は公式サイトで行うことができ、透明性も高いです。

キュラソー

4社のマスターライセンスを取得した会社がサブライセンスをオンラインカジノ会社に発行しているという、他とは異なる形態をしています。

色々なサイトで、「キュラソーのゲーミングライセンスは安全!」と言われていますが、これはキュラソー政府が安全ではないと言われていたキュラソーライセンスの安全性を高めようとした結果です。また、すべてのマスターライセンス保有会社が安全かと言いますと、そうではないのが実情となります。

EGAMING CURACAO (365/JAZ)

https://www.gaming-curacao.com/login.htm

EGAMING CURACAO(CEG)は1998年に設立され、マスターライセンスを取得しました。
ライセンス発行の他に、ホスティング・法的側面の設定の支援を行っています。

一般の人間がライセンスを一覧で確認するページはなく、ライセンスを受け取った会社は自社のWebサイト、あるいは運営サイトに取得のアイコンを表示させる必要があります。
このアイコンから、ゲーミングキュラソーのライセンス取得証明書を確認することになり、リンク先は「://licensing.gaming-curacao.com~」から始まる発行会社のURLになります。ここから以外はライセンス取得者を確認する方法はありません。

Cyberluck Curacao NV (Curacao-egaming) 1668/JAZ
curacao-egaming
https://www.curacao-egaming.com/

※2019年時点で、こちらの発行機関は海賊版ソフトを利用しているという通報を無視しており、プレイヤー保護の観点から見た場合に不安の残る発行機関となります。
1996年にマスターライセンスを取得しており、ゲームライセンス以外には
・キュラソーで立ち上げた企業の法人化
・海外事業者へのコンサルティング
・法律相談
・ホスティングとサーバーサービス
などの提供を行っています。

キュラソーイーゲーミングはゲーミングキュラソーと同じくアイコンからライセンス取得証明書を見れるようになっており
「://verification.curacao-egaming.com~」から始まる発行会社のURLにライセンス取得証明書を確認できるようになっています。

Curacao-egamingでのライセンスの確認は、ライセンス取得サイトのフッター領域にあるCuracao-egamingのロゴをクリックすることで検証ページに移動、
現在のライセンスの状態と、登録者。URLの確認などが気に入るかです。


ANTILLEPHONE NV 8048/JAZ

こちらも1996年に設立されたマスターライセンス会社で、公式のサイトは現在存在していません。CEOはRobert C. Vermeulen。

Antillephone NV 8048/JAZはネット上での公開がないために信頼性も不明とされていますが、ライセンス取得の前段階で他のライセンス機関ではあまり行っていないとされる、警察への身元確認や銀行の明細書、公共料金の支払いが行われてるかの確認が取れる領収書あるいは請求書に主入証明書といった内容を登録者に要求してきていることもあり、現在のところは悪名が流れてくることはありません。

発行の確認方法に関してはWeb サイトのフッターにあるアイコンから、特殊なドメインに移動し、ライセンスが有効であることを確認できます。

ただ、他のキュラソーライセンスと同じくマスターライセンス会社のHPからライセンス取得が確認できないため、悪用されている可能性も否めなくはないです。

CURACAO INTERACTIVE LICENSING N.V. (CIL) #5536/JAZ
登記内容
https://opencorporates.com/companies/cw/87909
ネット上での代理会社
ttps://emanagement-group.com/jurisdictions/curacao/

他のマスターライセンス会社から1歩おくれ2001年に設立された有限会社になります。
こちらも公式サイトのない運営会社となりますが、サブライセンスの発行に関しては上記の代理会社を通じて行うことができます。

サブライセンスの有効かの確認も他のキュラソーライセンスと同様にライセンス保持者の運営サイトに認証を証明するアイコンとリンクがあります。

審査自体は各マスターライセンス機関により異なりますが、マルタやジブラルタルと比べるとどこも厳しくないという話を聞きます。その分、規制が厳しくないため暗号通貨(仮想通貨)などの決済サービスを利用したいオンラインカジノはキュラソーのライセンスに移行していることが多いです。

ベラジョンカジノもマルタライセンスからキュラソーライセンスに変更しています。
(仮想通貨の取り扱い開始のため)

キュラソーのライセンスは信頼性に変更があるかも?

キュラソーのライセンスに関しては、公式サイトでのライセンス取得者一覧の表示がないこともあり、信頼性は若干薄いです。
さらにCuracao-egamingの通報無視のような件がありますので、あまりサブライセンス発行者に対する措置が行われていないようにも感じます。

それでも利便性を考えて、キュラソーでの再取得を考えるオンラインカジノはこれから増えてくるかもしれません。
その他のオンラインカジノの定義が変更になることを祈るしかありません。