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VAQSO VRのデバイスには結局の所製品不備もあり、思うような製品とはいかなかったようです。

動作不良の調査のために分解したりしてみたのですが、最も大きな問題は電源が不充分であったことです。匂いデバイスとしては、ファンを1つでも動かすことが出来れば最低限の機能を満たすことができるのですが、ファンを動かした瞬間に電源が落ちてしまいマイコンからの応答が無くなります。つまり、最低限の機能も使えません。
引用元:WEAR SPACEとVAQSOからMake系のスタートアップについて考える
ttps://ume-boshi.hatenablog.jp/entry/2020/12/19/220319

尚、このあとこの記事作成者の方は別記事にてデバッグ記事を書かれています。
お持ちのVAQSOが動かないという方も見てみて下さい。

VAQSOは、この一般流通したものが成功していれば、もっと注目を集めていたかもしれません。実際にVAQSO VRを利用した食べるVR「Tasted VR」では、現実のフローズンを一瞬で別の味覚に変化させていました。

VRで五感を再現する技術について、視覚、触覚以外に関しては最近はあまり進んでいないように感じられます。
味覚について研究されていたMeta Cookieや前述しているVAQSO VR等についても、研究結果や新規のデバイスについての話は耳に入ってきません。

匂いも味も、どちらも多様な種類があることを鑑みえれば、嗅覚も味覚もARやVRでの再現が難しいものなのでしょう。

技術ではなく感性でVR内で五感を感じる

だれもが共通して五感を感じられるようになるには技術の進化が不可欠ではありますが、
技術がなくとも経験から既にVR内で味覚を感じる人も現れています。

ソーシャルVR国勢調査2021
ソーシャルVR国勢調査2021 より
ttps://note.com/nemchan_nel/n/ne0ebf797984c

こちらの統計はとあるVTuberの方がアンケートをとって統計を出されたVR感覚(ファントムセンス)と呼ばれる、VR体験中に感じる感覚に関する統計結果になります。
ここではアンケートに答えた人の中の約36%が食べ物や相手の匂いを感じたことがあると回答しています。
また、味覚に関しても22%ながら感じたことがあると回答している人がいます。

VR感覚はヘッドマウントディスプレイ型でゲームやソーシャルVRを楽しんでいる人の中でも、没入感の高い人が五感を感じる際に使われている言葉です。

ハードなしに五感を得るにはゲーム時間も重要?

前述したリンク先にはさらに、プレイ時間が長くなるにつれて主に触覚に関するVR感覚が強くなる記述もありました。
といっても全ての人にこのVR感覚が備わるようになるわけではなく、中には総プレイ時間が5,000時間を超えていてもVR感覚が備わらない人も存在します。
VRで全ての人が五感を感じるようになるにはやはりデバイスが重要になり、研究が進められる必要があります。

VRの中で五感を再現するのは遠い未来ではないかも!?

とはいえ先程からお伝えしているように、嗅覚や味覚をVR内で感じられるようになるデバイスは開発がくりかえされています。
2020年4月、ある大学では甘味・酸味・塩味・苦味・うま味の基本の五味を感じさせる味ディスプレイを開発しています。

好みの味を自由に再現する味覚シンセサイザー
Norimaki Synthesizer(のりまきシンセサイザー)
ttps://chizaizukan.com/property/192/

現状は海苔巻上の大きなも円筒を舐めるという形なので、VR上の料理と形状がことなると違和感が出てくる可能性があります。
そのため現在も製品としての販売はなく、開発が進められているため将来はもっと小さいデバイスになっているかもしれません。

VRでの五感再現の難しい箇所になる味覚と嗅覚ですが、さほど遠くない未来で一般的な市場で流通するようになるのではないでしょうか。