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フィンランドにある高解像度VR/ARヘッドセットを手掛けているVarjoが、新たな機能、Varjo Reality Cloudを発表しました。

超高解像度VRのVarjoが「Varjo Reality Cloud」発表、現実とVRが融合したメタバースの第一歩
ttps://www.moguravr.com/varjo-reality-cloud/

高解像度のヘッドセットで世界を見ると、ほぼ現実と変わらないような世界を見ている気持ちになるのですが、Varjoはまさしくその目を制作している為、今回の技術によってメタバース構想を深化させることが出来ます。

Varjoは「Varjo Reality Cloud」を使用した「バーチャル・テレポーテーション」技術のデモ動画を公開しています。遠隔地にいるスタッフは「XR-3」で自身と空間をキャプチャ、オフィスのスタッフ(動画の視点人物)は「XR-3」を装着し、現実のオフィスの風景とキャプチャされた遠隔地のスタッフを表示した状態でコミュニケーションを取っています。

引用元: https://www.moguravr.com/varjo-reality-cloud

ここで改めて「メタバース」についてご説明しますと、仮想空間上にある、現実世界を仮想化したミラーワールドのことになります。最近では仮想空間サービスの通称としてもメタバースと言われていることが多いです。

メタバース上でセカンドライフを送る

セカンドライフ

メタバースで言うと以前の記事でも取り上げたSecond Life(セカンドライフ)の現状が気になるという人もいるのではないでしょうか。

開発会社が理想としていた仮想空間上の土地の売買やリアル企業の広告宣伝・商品販売などでの利益構造は失敗し、一時期はサービス自体終了したのでは、という噂もあった為、
以前は過疎化しているとお伝えしたSecond Lifeですが、現状はと言いますと日本人ユーザーは少ないながらも、ユーザー主体のコミュニティ空間となっているようです。

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ttps://ebiii.hatenablog.jp/

18年という歳月の中で、個人の店舗が増えたのは喜ばしいことです。
運営がどのくらいBIG6と呼ばれる規制について、違反者への警告を行っているのかはわかりませんが、元々かなり自由度が高いスペースでしたので、遊べる人はとことんセカンドライフで第二の人生を味わっているようです。

VRchatというVRプラットフォームを思い出すようなことになっていますが、SecondLifeでは今の所もVR機能はないかわりに、凝ったテクスチャがアバターの変更度も高いです。

セカンドライフの中で現在も行えるのは、アバターや建物などのデジタルコンテンツの制作と販売(譲渡)・チャットを通してのコミュニケーションや教室の解説やモールの運営などの現実での社会活動の模倣が行えます。

この中でデジタルコンテンツの販売や社会活動ではLinden Dollar(リンデンドル)という仮想通貨(この場合はブロックチェーン技術によって作られた暗号通過ではなく、いわゆるゲーム内通貨とも言えるもの)が使われています。

増えていくメタバースと空間上で利用できる仮想通貨の危険性

セカンドライフのような仮想空間上での新たな生活圏は、この他のアクションゲームやコミュニケーションツール内でも十分に増えてきています。
しかしこの中で生活するために必要なゲーム内通貨や仮想通貨を手に入れるのに、現実での通貨を使う人もおり、その中には資金洗浄のために仮想通貨を利用しようとするものも出てきています。

実際に、セカンドライフではLinden Dollarを現実のアメリカドルと両替することができる構造のため、資金洗浄を疑われるようなアカウントには停止措置を行うとされています。

2月に暗号資産の取引所コインチェックはThe Sandboxという仮想空間上に土地を取得しましたがこのThe Sandbox内では、イーサリアムトークンSANDをゲーム内通貨として、現実の通貨と交換し、他の商品を販売したり、また仮想通貨取引所上で通貨に戻すこともできます。
ここでも、仮想通貨を利用するため資金洗浄が疑われますので、高額のSANDの取引は行わないようにするべきでしょう。

メタバースとリアル空間の住人が共にいるということ

「都市空間におけるAR/VRでのサイバー・フィジカル横断コミュニケーション」より
引用元:ttps://www.mlit.go.jp/plateau/new-service/4-003/

さらに、6月29日には下記の記事を拝読しました。

バーチャルとリアルが融合するとき、何が起こるのか?「GIBSON」から覗く未来
ttps://www.moguravr.com/project-gibson/

正直に言うと、「GIBSONとは何か?」という問いに一言で答えるのは難しい。概要だけ一気に説明するなら「Project PLATEAUのデータをもとにして渋谷の一区画の3DCGを生成」、「渋谷PARCOの周辺だけはフォトグラメトリで高LOD(Level of Detail)になっている」「現地にいる人がARグラスをかけながら、遠隔からアクセスしている人はVR上で“一緒に”街歩きができる」といったところだろうか。

(中略)

「私についてきてください」。ワープで近づくと、本間氏がこちらを振り向いて会話が始まった。バーチャル空間上で筆者が後ろから声をかけると、本間氏のアバターが振り返って話しはじめたことは特筆に値する。「後ろから声をかけられたので、振り返って話す」だけなら当たり前のようだが、筆者と本間氏はひとつのバーチャル空間上にいるようでいて、実際お互いに見えているものはまるで違うのだ。遠隔からVRでアクセスしている筆者の位置を、現地にいる本間氏がARで“感じとれている”。VRとARが、あるいはバーチャルとリアルが交錯した瞬間だ。

引用元:上記から引用

機能としてはVarjo Reality Cloudと変わらないように見えますが、特筆すべきはVR上で見ている人だけでなく、ARグラスで現実に歩いている側もVR内にいる人の声と姿がわかるというものです。
残念ながら動画の画素数としては負けてしまいまが、このGIBSONを利用していけば、例えばARグラスを装着したアーティストとVRヘッドセットをつけたファンとの遠隔でありながら同じ場所でのライブやコミュニケーション、密集を避けたい場所へのアクセス等ができるようになるかもしれません。